解像度と大判単盤カメラ(ビデオ業界の小話 第一弾)

先週28歳の誕生日を迎えたIDX。この28年の間に、ビデオ業界では大きな変化が起き、
今なおその変化は緩まるどころか、加速さえしているように思えます。
この荒波の中、ビデオ業界の変化に合わせた形で
IDX製品も形態を変え機能を変えて今のリチウムイオンバッテリーパックへ。
今後もビデオ業界の変化に並走するように、
バッテリーも決して遅れを取ることなく変化していく必要があるのだと思います。
そんな昨今のビデオ業界について・・・
そこは俺がしゃべりたい!!!と手が上がっていますので、今回はバトンタッチ。

ビデオ業界の小話第一弾ということで「解像度と大判単盤カメラ」と題して一席設けようと思います!
話し手はIDXの正ちゃんでございまーす。
えーーー、皆さん、お日柄もよく・・・・・・(話が長かったのでカット!)
せっかくのお時間無駄にしちゃ申し訳ありませんから、
ちょこっとためになるかもしれない小話をいたしやしょう。
いやね、わたしゃ、ちょいとビデオカメラには詳しくてね。
まぁ、これくらいしか取り柄がないと言っちゃぁそれまでなんですけどね。
そこで、カメラ業界の皆さんが、なんとなく疑問に思っていることなんかを、
それっぽく説明してみましょうってことなんですよ。
「それっぽく」が気になるって?ダメですよ。そんなの気にしちゃ。
なにせわたしゃ学者先生じゃありません、一介のバッテリーメーカーのサラリーマンなんで、
もちろん持論ですとも。だから「それっぽく」ってな感じで・・・
じゃ、早速始めましょうや。
ついこの前まで・・・んー、この年になると10年くらいまではこの前になっちゃうんですけどね(笑)
この前までのビデオカメラ特にENGカメラというと「3CCD」とか「3センサー」なんてのが当たり前でしたが、
ここ最近5年前からくらいの話ですが・・・目玉が大きいのが一枚(大判単板)ってのが流行っているというじゃないですか。
なんでかなぁ?なんて思ったことありませんか?
そもそもビデオっちゅうのは人の目よりも細かくない。
専門用語で「解像度がない」なんてぇ言うんですけどね。
特に、昔のSD画質は良くなかったですねぇ。
SDって「そんなに(S)、どえらく(D)画質が悪い」の頭文字なんで・・・
って、嘘ですよ!標準画質の頭文字だってぇことぐらい知ってやす。
まぁ兎にも角にも粗かったんですよ。だから「テレビは離れて見なさい」なんてお母ちゃんに言いきかされたでしょ。
これは目が粗いものを見ると疲れちゃうから、遠くで見たら画面が小さく見えて粗さが気にならなくなるからなんですよ。
でもね、テレビもだんだん、だんだん、だんだん大きくなってきましたよね。
でも見ている部屋は大きくならない。だからテレビまでの距離は変わらないから大きくなった分だけ粗が見えちまう。
大きくなったテレビはSDよりも目が細かくないと、見るに堪えない。(あくまでも持論ですがね。)
だから、「目の細かい」ハイビジョンが生まれたんじゃないかと思うんですよ。
ハイビジョンになって大きくなったテレビで、粗さが目立たなくなったのは良いことなんですけど。
今度は何でもくっきり見えちゃうんですよ。えっ、いいじゃないかって!?
そりゃ、報道とかのニュースなんかはいいですけどね。
ドラマとかだとちょっと画面がうるさいんですよ。
ENGカメラっちゅうのは基本的に手前のものも遠くのものもピントが合いやすい。
これを「被写界深度が深い」っちゅうんですけどね。
この被写界深度が深いと、ドラマの主人公だけでなく、
背景にいる自転車に乗った買い物帰りのおばちゃんにもピントばっちりで・・・
そりゃぁもう、ジャスピンで映っちゃうんですよ。
見ているのが40インチとか、50インチとか大きなテレビだから、
主人公を見てもらいたいのに、おばちゃんに目が行ってしまったりする。
見て欲しいものに目がいかなくて、おばちゃんに目が行ってしまっては、
ストーリーが変わっちゃいますからね。
これ、コマーシャルだったらなおのこと困った話です。

ということで、被写界深度を浅くして、主人公だけにピント合わせたいですよね。
ENGカメラならレンズの絞りを開ければ被写界深度は浅くなります。
でも、レンズの絞りを常に開放にするのは難しいですよね。
つまり3センサー、特にENGカメラだと主人公だけにピントを合わせるのがつらいんですよ。
昔っから被写界深度が狭いものに「一眼レフカメラ」がありますよね。「シネマカメラ」もそうですよ。
・・・それなら、ビデオもそういう風にしようってなもんで、
あれよあれよという間に、大きな一枚のセンサーのビデオカメラが流行り出したっちゅうことなんだと思いますよ。
あーー、しゃべり疲れた。ここまで読んでくれて、ありがとうございますー。
ちっとは、ためになったならこれ幸い。ってなことで、今日はこの辺でお開き。
第一弾って言ってしもうたから、第二弾もまたなにやら考えときますよ。ほな、さいなら。
・・・・・あっ、しもた。バッテリーについて何もしゃべってない。テリーくんが睨んでる!
どんなカメラも、駆動するためには「電源」が必要。
IDXのバッテリーは本当に品質がいいんですよ。って取って付けた感じになってしまいましたけど・・・
わかりました、第二段ではもうちょっとバッテリーに絡んだ小話をいたしましょう!

お疲れ様でした。一気にしゃべってたけど、息継ぎしてるのかなぁ・・・。
次回は、バッテリーにピントのあった小話が聞けるかな。次回はまたテリーよりブログをお届け予定です。
