環境
サステナブルな社会の実現のために、地球環境に配慮して事業を推進することは必要不可欠であり、そのための対応が必須であると考えております。
事業活動によって発生してしまう環境負荷を低減させる努力を行うと共に、環境課題の解決につながるような製品設計、また新たな活動も日々検討しております。
3Rの推進
Reduce(リディース)
廃プラスチックの削減活動として、製品の梱包に使用するプラスチック袋の使用を順次控えていき、カタログやチラシ類の紙媒体の資料も積極的にWebでの配信に順次切り替えております。
Reuse(リユース)
当社から販売した乾電池はご使用頂いた後「使用済乾電池」として回収を行っております。お客様のご使用状況によっては使用済みであってもまだ多くの容量が残っていることもあり、一度回収した乾電池の容量の選定を行い、問題なく使用できるものは地域の皆様や施設に無償でお配りしております。
ご興味ございましたらこちらよりお問い合わせください。
Recycle(リサイクル)
リサイクルを容易にするために均一物質に分解しやすくする製品設計を行っております。
また当社で販売したバッテリーは「資源有効利用促進法」に基づき、回収を実施しリサイクルの推進をしております。活動成果が認められ、「一般社団法人JBRC」より表彰されました。
ISO14001:2015環境マネジメントシステムの実施
Registration Date(登録日):2005年7月20日
Recertification Date(再認証日):2023年6月7日
Expiry Date(有効期限):2026年6月26日
物流の改善
世界中のお客様に製品をお届けするため、航空機による貨物輸送はわたしたちの物流を支える不可欠な存在となっています。
しかしその反面、航空機の運航には大量のジェット燃料が必要となり地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)を排出をしてしまいます。
こうした状況を少しでも改善するために、アイ・ディー・エクスはDHL Express「GoGreen Plus」を導入しています。
–DHL Express「GoGreen Plus」とは-
持続可能な航空燃料(SAF)の使用により、航空輸送に伴うCO2排出量を削減(インセット)するDHL Expressの輸送サービス
サプライチェーン
製品の安全性および品質向上を追求するため、物品やサービスの購買調達にあたっては、社会的責任を果たすため、自社のみならずサプライチェーン全体での取り組みが重要であると考えております。
公正で透明な取引の実施
- 法令順守
アイ・ディー・エクスは、事業活動に関わる国の法令を遵守します。また国際的な規範・ガイドラインの理解に努めこれらを尊重した購買・調達を行います。 - 公正取引
アイ・ディー・エクスは、品質、価格、納期、調達期間に加え、取引先の経済状況、技術力、社会的責任に関する取り組みなどを適切に評価し、合理的かつ公正・公平な意思決定に基づき取引を実施します。 - 人権・労働
アイ・ディー・エクスは、人権を尊重し、不当な差別や奴隷労働、強制労働、児童労働、人権取引などの人権侵害を行わない取引先からの購買・調達を行います。 - 安全衛生
アイ・ディー・エクスは、安全リスクを適切に管理し、労働安全衛生の継続的な改善に取り組んでいる取引先からの購買・調達を推進します。 - 環境
アイ・ディー・エクスは、環境保全や資源保護などの環境経営に取り組む取引からの購買・調達を推進します。
環境関連物質の管理
RoHS指令遵守
アイ・ディー・エクス製品はRoHS指令の特定化学物質の含有基準を満足しています。
EUのREACH規則の遵守
アイ・ディー・エクス製品はREACH規則の管理対象物質の含有基準を満足しています。
社会
事業や社会活動を通じて、地域社会の皆様とのコミュニケーションを深め、地域の安全・安心また発展に貢献してまいります。
地域社会との共生・災害への備え
AED設置事業所
事業所内にAEDを設置しており、事業所内外での緊急事態に備えております。
また社員全員が、公益財団法人川崎市消防防災指導公社による「市民救命士養成講習:普通救命講習Ⅰ」を受講しており、AEDの実際の使用・心肺蘇生法が実施できるよう継続的に訓練を行っております。
川崎市防災協力事業所の登録
本制度は、事業所も地域の一員として、平常時から地域活動を通じて、地域との交流を深めるとともに、災害が発生した直後、できる範囲内で防災活動に協力し、被害の軽減や地域生活の早期復旧のため、貢献するための制度です。
アイ・ディー・エクスは平成27年2月26日に防災協力事業所登録を行っております。
普段は映像・放送業界のお客様に幅広くご使用頂いておりますリチウムイオンバッテリーですが、外部出力口として搭載されております、USBは広く一般家庭の皆様にもご使用して頂ける機会も多く、災害が発生した際には情報入手・伝達に必要不可欠なスマートフォンへの充電などにご使用いただくために機材を提供致します。
ひと
社員一人ひとりが健康でやりがいを持って働き、個々の能力を最大限に発揮できる、また、社員同士が互いを尊重し、切磋琢磨しながら成長できる職場・環境づくりを目指します。
働き方改革の実施
フレックスタイム制の導入
柔軟な働き方を選択可能とすることで、 社員の働きやすさを高め 、エンゲージメントの向上による仕事の生産性を上げることを目的としています。
・仕事と生活のバランスを個々で調整することで心身の安定をはかる
・時差出勤による通勤時の負担の解消
・能力開発・自己啓発のための時間の確保がしやすくなり、個人の能力を最大限に
・通院等が容易におこなえる
・子育てや介護への負担の軽減
男性の育児休業取得の推進
男性社員の育児休業取得を推進しております。
育児休業に加え、リモートワークなど働き方を選択できる環境整備を行っております。
教育の機会の提供
社内研修会の実施
専門知識を有する社員、また外部の講師による社内の研修会を実施しております。
研修会のテーマ・内容は多岐に渡り社員一人ひとりの知識向上とその知識から更なる気づき・発見による事業の継続的発展につなげることを目的としています。社員が講師を行うことにより、より事業の実態に近しい内容が学べるという点、また社員同士で相互成長・切磋琢磨できるという点から定期的に研修会の実施しております。
能力開発支援プログラム
良質な製品と高度な技術を社会に提供し、会社の発展と社員のQOL向上のため、個人の学習機会・資格取得に関する費用を会社が負担するという制度です。この制度を利用して能力開発に努めた結果、会社の業績に著しく貢献したことが認めた社員は、昇給・賞与の加算となることがあり、能力開発への取り組み及び資格取得時には社内スキルマップに登載し、組織人事への考慮また社内研修会の講師への任命など実際の事業活動内で更なる活躍の場を提供することを目的としています。
製品
革新的な製品・技術の提供と同時に環境にも配慮するという二つの重要課題は持続可能な社会の実現のために切っても切り離せない関係にあると考えています。前述の4つの項目「環境」「サプライチェーン」「社会」「ひと」の中で特定した活動実施の積み重ねのすべてが製品に反映されるという考え方のもと製品開発を実施してまいります。
安全・安心・高品質の実現、革新的な技術の提供
「アイ・ディー・エクス設計基準書」による開発・設計
安全・安心・高品質の実現のために35年間の開発ノウハウを蓄積した設計基準書を元に開発・設計を行っています。市場で発生してしまった品質の問題の原因検証結果も随時反映させ、また基準書の内容の定期更新を行うことにより、将来発生しうる品質問題を最小限にとどめる体制づくりをしています。
新素材のリサーチ・研究開発
アイ・ディー・エクスは創業当初よりリチウムイオンの可能性を見出し業界に先駆けてバッテリーの開発を行って参りました。リチウムイオンは「エネルギー密度が高く、小型・軽量化が可能」「長寿命」「メモリー効果がない」など様々なメリットがあり、お客様の利便性を向上させるバッテリーとして開発の中心を担ってきました。しかしながら、そのエネルギー密度の高さ故に安全性の確保がされていない状態の製品や間違った使用方法による事故が発生するなど危険な側面があるのも事実です。『より安全にバッテリーをご使用頂くためにこれからのIDXは何ができるのか。』この問いから研究開発は始まりました。
新しい素材も取り入れ、更なる安全性の向上につながるモノづくりをしていきたいという思いから、従来のリチウムイオンバッテリーの開発と並行して新素材のリサーチ・研究開発を進めております。
安全・高品質かつ利便性に優れた製品となるよう、現在複数の素材・技術について検証を行っており実用化を目指しております。